Wunderlist、Todoist、Nozbe、Any.do そして Toodledo…オンラインToDo管理サービス比較+定番タスク管理メソッド(前編)

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wunderlist_anydo_nozbe_todoist_toodledo

日本のアツい夏、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

クラウドベースのオンラインToDo管理サービスも誕生して、惜しまれつつ終了するものもある中、この記事を書いた2年以上も前から生き残り、さらに進化を続けているサービスがあります。

今回はこの中から、もっとも熱い5つのタスク(ToDo)管理サービスを勝手ながらピックアップして、超簡単にその進化や特徴などについてまとめてみました。

「この夏、オンラインツールでToDo管理やってみよぅかな…」という方のご参考になれば幸いです。

また、「後編」ではタスク管理ツールと関係の深い “定番” とも言えるタスク管理の手法・概念などをご紹介させていただく予定です。

5つのToDo管理サービス

今回ピックアップするToDo管理サービスは、以下の5つです。

いずれも当方が使った事がある、あるいは使っているサービスで、個人(パーソナル)タスクの管理に向いていると思われるものです。

ここ最近、これらのサービスでは企業やチームでの利用を前提にした、コラボレーションツールとしての機能が強化される傾向があるのですが、ひとまずは「個人専用のタスク管理」ツールという視点で特徴を見ていきたいと思います。

まずは、あまり参考にはなりませんが Googleトレンド でそれぞれのサービスの検索ボリュームを見てみましょう。

ややToodledoが多いものの(これ本当!?)それぞれのサービスがしのぎを削っている様子が分かります。

今回、それぞれのサービスについての詳細な利用方法は書いていませんので、各サービスのヘルプやガイド、チュートリアルやTIPS等を紹介しているサイトやブログを参照いただければと思います。

それでは以下、早速ご紹介です。(順番は適当です。)

※参考リンク先の情報はサービスのアップデート等で一部、情報が古くなっている場合があります。ご容赦ください。

Wunderlist(ワンダリスト)

Wunderlist

【概要・ヒストリー】
ドイツの 6wunderkinder によるサービスです。
以前「Wunderkit」という名前で公開されていたウェブ版アプリがクライアントアプリの「Wunderlist」に統合された(?)経緯があります。
「600万以上のユーザー」がいるとのこと。
App of the Year – Mac App Store Best of 2013 受賞。

【個人用料金プラン】
Wunderlist Pro ¥450/月 または ¥4300/年
(iOSアプリからのサブスクリプションは少しだけ値段が高かったりします)
※無料プランもあり

【対応プラットフォーム】
Web版アプリ、ネイティブアプリ、PC、スマホ等、主要なプラットフォーム全てに対応しています。

You can use Wunderlist on your: iPhone iPad Android Phone & Tablet Windows desktop In your browser on the Web Mac Chrome OS/Chrome App and as a Chrome Web App Kindle Fire

【タスク管理の基本機能】
期限、簡単なリピート、リストによるグルーピング等、ひと通りの基本機能が揃っています。
ファイル添付やサブタスク追加など、有料アカウントの限定機能とするサービスが多い中、一部機能を無料アカウントにも開放しています。

【進化・おすすめポイント】
何といっても近々登場の「Wunderlist3」と呼ばれる、一新されたアプリ群に期待しています。

wunderlist3

まだ料金プラン等が不明ですが、毎日使うだけでユーザーの気持ち高めてくれるような美しいUIや計算された機能など、Wunderlistの真骨頂を見せてくれるのではと思っています。

【参考リンク】
ルールを再構築してより良いものを作ろう ~Wunderlistはどのようにして作られたか~ | MEMOPATCH

楽しめないならやるな!決定版To-doアプリWunderlistの開発者が語るアプリ開発の心得 : ライフハッカー[日本版]

Todoist(トゥドゥイスト)

Todoist

【概要・ヒストリー】
2007年にAmir Salihefendic氏がファウンダーとなり、チリのスタートアップとして開始されたサービス。現在の本拠地はポルトガル。(Wikipediaより
「200万人以上」が使っているとのこと。
『いま最もじっくり使いこんでみたいタスク管理サービス』(自分調べ)。

【個人用料金プラン】
Todoist プレミアム ¥2999/年
※無料プランもあり

【対応プラットフォーム】
Web版アプリ、ネイティブアプリ、PC、スマホ等、主要なプラットフォーム全てに対応しています。

Android スマートフォン Android タブレット端末 iPhone iPad Gmail Chrome Firefox Outlook Thunderbird Mac Windows ウェブ

【タスク管理の基本機能】
期限、優先度、詳細なリピート、ラベル等、タスクに属性を持たせるための十分な機能が揃っています。
有料アカウントでは、タスクの検索、ファイルのアップロード、リマインダー、メールでのタスク追加、生産性の追跡ツール(カルマ)、自動バックアップが利用できるようになります。

【進化・おすすめポイント】
タスクを完了するとたまっていくポイントのような「カルマ」。タスクを処理するユーザーをモチベートするためのユニークな機能です。

Todoist Karma

また完璧な日本語対応も魅力で、自動バックアップなど、タスク管理サービスに不可欠な「信頼度を高める」機能がさらりと実装されていることも見逃せません。

【参考リンク】
無料でサブタスク作成・プロジェクト共有ができるスマホ連動の多機能ToDoリスト「Todoist」を試してみました – GIGAZINE

Todoistの期限や繰り返しに関する日本語記述式をまとめました | あなたのスイッチを押すブログ

Nozbe(ノズビー)

Nozbe

【概要・ヒストリー】

apivision.com によるサービスで本拠地はポーランド。
NozbeのCEO マイケル・スリウィンスキ 氏の露出度もツールの完成度に比例して上がっている気がします。
「20万人以上」が利用しているとのこと。

【個人用料金プラン】
パーソナル 1ユーザー ¥680/1ヶ月あたり。1年契約で ¥8160
※無料プランもあり

【対応プラットフォーム】
Web版アプリがPC用、モバイル用に用意されており、ネイティブアプリとして、Mac版アプリ、Windows版アプリ、iPhoneアプリ、iPad版アプリ、Android版アプリ、Android版アプリ(タブレット向け)、Windows Phoneアプリ、Blackberry版アプリがあります。

【タスク管理の基本機能】
コンテキスト、日時、リピートに加え、大まかな所要時間もタスクの属性として登録できます。
その他Google Calendarとの連携が特徴です。
有料アカウントでは、ファイルのアップロード容量や作成できるプロジェクト数で制限が無くなります。

【進化・おすすめポイント】
Nozbe 2.0(コードネームOneNozbe)と呼ばれる新バージョンがもうすぐ公開される見通しです。
スピードアップ等に加えて、GTD(「後編」で解説予定)での運用をさらに意識したチューニングが図られているとのこと。

Nozbe 2.0

最新版ではフォローできていませんが Evernote のノートとの連携機能に力を入れているようなので、Evernote を使いこんでいる方のToDoツールの選択肢としては有力かと思います。

【参考リンク】
Nozbe.com – 生産性を高めるための10ステップ(解説&動画)

上記の解説動画、英語なんだろうな…。と思ったら大間違い。
なんと音声も全部日本語です!

Any.do(エニィドゥ)

Any.do

【概要・ヒストリー】
2010年創業。当初はiOSアプリAndroidアプリChrome 拡張機能 だけでしたが、つい2014年、待望の Web版 Any.do がリリースされました。

Chrome 拡張機能 版のユーザー数だけをみてもファンが多いツールであることがわかります。(本日現在、52万人以上)

【個人用料金プラン】
PREMIUM 価格未定
(現時点では、 PREMIUM BETA として全て無料で利用できているため)

【対応プラットフォーム】
上述の通り、Web版アプリ、iOS版アプリ、Android版アプリがあります。

【タスク管理の基本機能】
フォルダ、日時、簡単なリピートに加え、添付ファイルもタスクの属性として登録できます。
リピートや添付ファイル機能は、近い将来「PREMIUM(有料)会員」限定となる見通しですので、その点は注意が必要です。

【進化・おすすめポイント】
特に Web版 は「シンプル過ぎる」と言っても良いくらい、無駄を省いた必要最低限のUIと機能。
「突き詰めるとこうなる…」という機能美が特徴です。

Any.do

また、上記のキャプチャ例(iPhone版で、全ての予定タスクを完了した時のメッセージです)のように、何気ないメッセージやメニューのアニメーションで使うたびに感じる心地良さがあります。
この辺りの考え抜かれた設計は、Todoist と通じるものがあるかもしれません。

【参考リンク】
世界で愛されるアプリ『Any.do』のつくりかた:創設者が語る、起業のスピリッツ | ライフハッカー[日本版]

直感的な操作が気持ちいいTODOアプリ「Any.DO」の使い方 | nanapi [ナナピ]

Toodledo(トゥードゥルドゥー)

Toodledo

【概要・ヒストリー】
最後はアメリカ カリフォルニア発の Toodledo
当ブログのタイトルにもなっていますが、使い込むほどにその良さが味わえるタスク管理サービスです。

サービス開始からもう9年目を迎える老舗なのですが、立ち止まる事無く新たな機能追加やリリースをおこなっており、ますますファンを虜にしています。
『使っているけど、ちょっとややこしいので人にオススメしにくいタスク管理ツール No.1』(自分調べ)。

【個人用料金プラン】
GOLD $29.99/年
SILVER $14.99/年
※無料プランもあり
(GOLD プランではファイル添付等が利用できます。SILVER(もっと言うと無料)プランでも十分使えるのですが、GOLD が “Most Popular Plan” とのことで併記させていただきました。)

【対応プラットフォーム】
Web版アプリ(PC、スマホ、ガラケー)、iOSアプリ(スマホ、タブレット)Androidアプリ等に対応しています。
多くの 3rd party アプリ が Toodledo連携 に対応しているのも嬉しいところです。

【タスク管理の基本機能】
開始日時、期限日時、豊富なリピート、コンテキスト、フォルダ、タグ付け、所要時間、タイマーでの処理時間計測等、タスクに設定できる属性は他に類を見ないほど豊富です。
サブタスク追加(SILVER以上)やファイル添付(GOLD以上)などは、有料アカウント限定の機能となっています。

【進化・おすすめポイント】
Toodledo のおすすめポイントは何といってもカスタマイズ性と安定感。
上記でも書いたタスクの属性項目などを自分好みにカスタマイズし、朝から晩まで活躍してもらうことが可能です。

また、基本的な機能であった、

  • Tasks(タスク管理)
  • Notes(ノート管理)

に加えて、

  • Outlines(Outliner アウトラインプロセッサ)
  • Lists(Web簡易データベース)

という機能が追加され、無料ユーザーでも利用できるようになりました。

「Outlines」はその名の通り、アイデアをまとめたり、考えやプロジェクトなどを構造的に整理するためのツールとして強力ないわゆる “アウトライナー” で、階層を幾重にも深くしてテキストを整理することができます。

「Lists」は “Make customizable spreadsheet-like lists for any purpose” と公式で説明されている通り、Excel や Google Sheets のように自由に項目を決めてテーブルを作成し、データを蓄積・アップデートしていく事が可能です。(超簡易版のサイボウズ デヂエ のような感じでしょうか…)

これらの機能追加でより一層、自分の環境にあったタスク管理の仕組みを構築して取り入れられるようになりました。

Toodledo Outlines

また、無料で利用できる機能が十分なため埋もれてしまいがちですが、タスクへのファイル添付機能も充実しています。(ファイル添付機能は GOLD 以上の有料会員のみ利用できます。)

上記の「Outlines」「Lists」をタスクに紐付けがおこなえる他、合計10GB(PLATINUM 会員は 50GB)までローカルからのファイルアップロードに加え、Dropbox、Evernote、Box、FTP、Github から Google Driveなどと連携して、Toodledoにデータを転送して、タスクへの紐付けがおこなえます。

Toodledo Attachments

【参考リンク】
無料で抜群に高機能なオンラインToDoリスト「Toodledo」を使ってみた – GIGAZINE

Toodledoでタスク管理 – 単純作業に心を込めて

以上、5つのサービスの特徴をざっと確認したところで、基本機能やプランの比較を表にまとめてみましたので、こちらもご参考までにどうぞ。

タスク管理比較

Remember The Milk(リメンバーザミルク) や Google tasks(グーグルタスク) などの定番サービスは除き、今回「進化するToDo管理サービス」というテーマで比較させていただきました。

「後編」では、GTDなどタスク管理そのものや、サービスに関連の深い考え方や手法、メソッドをいくつか(これまた勝手に)ご紹介する予定にしております。

タスク管理サービスの設計思想やツールの運用方法に深くかかわる部分ですので、ぜひ合わせてご参考になさってみてください。

それではこの夏、ご自身にぴったりの相棒が見つかることをお祈りしています!

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